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人も自然界の生き物、だよね

先日、購入させていただいた、こだわりパン屋タルマーリーの渡邉ご夫妻の本、田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」を読み終えて、人も自然界の生き物なんだよね、当たり前だけど、と、改めて思いなおしました。

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傍に置いてあるのは、1年前に購入した無肥料・無農薬のみかん。腐らず、カリカリに乾燥してます。

いや、なんていうか、経済と発酵がちょうどいいバランスで語られている本で、今の僕にはとっても面白い内容でした。
ご興味のある方は、ぜひ。

カール・マルクスが書いた資本論をベースに、今の日本(世界?)の資本社会における雇用ってこういうこと、と言うのがすごく勉強になりました。

企業が商品を生み出すために必要な物は「労働力」。経営者は、労働者から「労働力」を買うことで、自社製品を作ってもらっています。
6,000円のコストをかけ、8,000円の自社商品を生産して貰えば、2,000円の利潤(儲け)が生まれます。
この利潤を増やすために、一番簡単なのが労働時間を伸ばすこと。社会貢献的な思想を持った経営陣のいる会社なら、生まれた利潤を社員のみんなと分かち合うこともあると思います。でも、それってなかなか難しい・・・。

また、民間企業の競争が激化して、技術革新が進み、価格を抑えられました!なんて、お話も多々ありますが、冷静に受け止めると商品を作るためには「労働力」が必要。コストカット出来るということは「労働力」の価値が低下しているということ。要は給料が減るんですね。
機械化も同様に、労働力の価値を下げます。人の代わりに機会が働くのだから、そうですよね。

みなさん、今って自分の時間を長時間使って相当働いていませんか?でも、その暮らしって心底ハッピーですか?
あ、でもこれは経営者が悪いわけではなく、資本社会の仕組みがそうさせるようです。なので、御社の社長を恨んじゃダメですよw

ムヒカ元大統領も言っています。お金とは時間である。人々の労働力の価値を下げ、長時間働くことでしか、お金を手にできない世の中は、幸せなのか?お金を多く支払うことが、贅沢で幸福なのか?

渡邉さんは「腐る経済」と言う形で、資本経済からの脱却の糸口を見つけられたようです。
自然栽培作物の原料(有機栽培作物でも発酵がうまくいかないそうです)を使い、古民家に住む天然菌とともに真摯にパンを作る。
もちろん生産者からの仕入れを値切ることもなく、店舗経営での利潤を生むこともなく、自分たちがパンを焼き続けて暮らす生活を続けられる、小さな経済圏を生み出すことが、ひとつの答え。

お金のための仕事ではなく、まさに、暮らしのための仕事。
素敵な生き方ですね。


技術の価値交換

お金はどうにも不平等なんだなと感じ始めたので、僕も自分なりに考え、人の技術・能力の価値を落とさない方法を考えていました。周りに、めっちゃ頑張ってる人がたくさんいるから。

そこで細々とですが、お金を替えさない価値の交換を始めました。
お互いの技術交換。僕であれば、Webやデザインの技能・絵・写真・米作りなど、僕ができるレベルの出来ることっていくつかあります。
これと、相手の持っている技術との交換。

中部ウェルテック(溶接技術者)の松本さんとは、僕がシンボルと名刺をデザインする代わりに、溶接技術で仕事用テーブルの足を作っていただきました。

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ほうろく菜種油の搾油職人の杉崎さんとは、僕の育てた自然栽培のお米と、杉崎さんが搾油した菜種油を交換してもらっています。

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また、露天商をする栄養士の中西さん(TEA’S キッチン)とは、名刺をデザインする代わりに、自然栽培作物などこだわった食材を使って作っている、冷凍コロッケと交換していただく予定です。

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つむぎてが主催する平田寺の朝市では、簡単なルールの元に、自分の技術で生み出しているもの限定での物々交換会なども考えています。

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本当に良いもの、想いのあるものを作っている方々の商品は、資本社会の価格から見ると割高に見えます。それでも、実は適正でないぐらいだったりもします。良いものを広めたい、良いものを作って暮らしたい、そんなシンプルな暮らし方すら、難しい世の中はちょっと世知辛いじゃないですか。
なので、同じ想いを持つような出店者同士の商品で、物々交換ができたら本当に豊か。

ちょっと、ワクワクする楽しみが増えました!

平田寺の朝市の情報はこちらから!

2015.11.13

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